倉吉市議会 2022-09-13 令和 4年第 6回定例会(第6号 9月13日)
これにつきましては、今回、築地塀の復元に文化庁から疑義が申し立てられて、この設計、基本設計業務委託料が減額になっているわけでありますが、今回、新たに北の築地塀の発掘調査費用として525万2,000円計上がなされております。
これにつきましては、今回、築地塀の復元に文化庁から疑義が申し立てられて、この設計、基本設計業務委託料が減額になっているわけでありますが、今回、新たに北の築地塀の発掘調査費用として525万2,000円計上がなされております。
そこで教育長、大御堂廃寺跡の整備については、築地塀の復元で少しつまずいた感はありますが、県立美術館の整備とともに歴史的整備のてんまつが見えてきました。次は伯耆国庁跡の歴史的整備です。具体的な保護と整備について申し上げますと、まずは遺構の規模を感じられるように、遺構の四隅や正殿、後殿、脇殿、楼閣の位置を目視できるよう何か工夫してみてはいかがでしょうか。
それから、ちょうど位置的には北側の築地塀の境界、今、調査をされるということですが、工事も一部やっておられますわね。ほとんどガイダンス施設の位置がリス舎の周辺で、駐車場に生まれ変わる中身になっておりますわね。リス舎も確かに相当広いもんです。そして、あの一帯は結構もう大きくなった樹木もたくさんあります。森林浴じゃありませんけれども、周辺を散策するには、ちょうどもってこいなんですよね。
まず、1で史跡大御堂廃寺跡整備実施設計及び測量業務、2、史跡大御堂廃寺築地塀復元基本設計業務、3、史跡大御堂廃寺跡ガイダンス施設実施設計業務、こちらはリス舎のほうでの設計業務かと思いますが、3つ合わせて合計で2,378万5,000円と設計委託料が出されていますが、それぞれ幾らの金額でしょうか。
次に、築地塀の復元についてです。計画では、ぐるっと囲まれる築地塀のうち、東西それぞれ10メートル程度が復元されようとしておりますが、本物を忠実に再現する観点から、もう少し延長されてみてはいかがでしょうか。
整備後は築地塀といいますけれども、寺の寺域を囲む塀のことですが、その築地塀の型枠に土を突き固めて積み上げていく版築体験など、段階的に事業を計画していきたいと思います。このような史跡としての価値を体験できる取組を、県立美術館と連携した啓発活動を実施することで、市民はもとより県内外のより多くの方に大御堂廃寺の魅力を伝えていくことが大切だと考えております。
具体的な整備方法につきましては、建物の復元は築地塀の一部であったり、塔、金堂などの主要建物は発掘調査で確認した基壇をその直上で立体表示にする、基壇上の建物は実物大の復元をしないでARを活用する、主な建物以外は来訪者の動線を妨げないように平面表示とするという方向で今現在も検討を進めているところです。
あるいは中門、それから、築地塀というのはお寺を囲んでいる塀のことなんですけれども、指定地内でも築地塀が確認をされています。その築地塀がずっと南側に伸びてきて、どこかで90度曲がった、その先あたりに入り口に当たる南門があるだろうと推定されているという状況でございますので、本当はそこのところが調査によってきちっと明確になれば、追加指定ということにも動き始めることになるだろうと思っています。
私は、大御堂廃寺跡においても、金堂や塔、回廊、講堂、僧坊、築地塀が実物大スケールで復元されることを強く望みますが、いかがでしょうか。 また、あわせて望むのは、本市の古代に思いをはせ、国庁跡や国分寺跡、大原廃寺跡など、およそ奈良時代に創建されたであろう東伯耆の複数の寺院跡の保存活用をもしっかりと意識した大御堂廃寺跡の保存活用計画の策定であります。